2019-01-01から1年間の記事一覧

WSBにもスペインの波が

来季のWSBの暫定カレンダーが発表されています。 それによれば、タイラウンドが消えて、ラグナセカも消えて 代わってスペイン カタルニアが増えて合計12戦。 中でもスペインはヘレス、アラゴン、カタルニアと3戦も 開催され、MOTOGPの4戦を彷彿させる多さと…

ヤマハのリスクマネージメント

ヤマハはヨハン・ザルコにテストライダーとして アプローチをかけているようですね。 ジョナス・フォルガーに替えて、ザルコを起用する模様。 巷の噂では今シーズン丸々一年戦って改めて テストライダーの重要さを痛感したらしく、 そのためのザルコ起用らし…

時代の覇者 補足

昨日は勢いで書いてしまったので 色々と説明が省かれていたのでその辺をフォロー。 2016年から導入された共通制御について。 これの最大の特徴は刻一刻と変化するレースマシンの 状況に応じて電子制御の効き方が変化しないこと。 つまりレース序盤のタイヤが…

時代の覇者

マルク・マルケスが他のクラスに先駆けて タイトルを決めてしまいました。 今年のマルクは速さもさることながら強さにも 磨きがかかっていましたね。 これでミシュランタイヤ+共通制御になった2016年以降の 4年間は全て彼がタイトルを制していることになり…

中須賀VS野左根

全日本RR オートポリスの第1レースは 中須賀と野左根というヤマハのファクトリー同士の 争いとなりました。 野左根は雨の岡山で、初めて中須賀が完走したレースで 見事に優勝を飾って一皮むけた感があっただけに 今度はドライで先輩を破って勝利を挙げたい…

甘い誘惑

ペトロナス・ヤマハのボス ウィルコ・ツェーレンベルグによれば、 どうやらファビオ・クワッタハッホにドゥカティが 接触を図っているらしいですね。 例によって高額なサラリーを提示して、引き抜きを 狙っているようです。 しかし、ウィルコはファビオによ…

勝利の影に

WSSフランスラウンドで実にカワサキに2年ぶりの 優勝をもたらしたルーカス・マヒアスですが 彼のコーチ役を務めたファビアン・フォレの存在が大きかったようです。 元々はジョナサン・レイに帯同する形でWSBのサポートを 行っていた99年のWSS王者のフォレで…

来季を見据えて

BSBにおけるBMWのファクトリー的立ち位置の TYCO BMWが今週のドニントンから テイラー・マッケンジーを起用すると発表しました。 これは早くも来季を見据えたテスト起用の意味が強いでしょう。 テイラーからしても3度目のスーパーバイク挑戦となります。 3…

WSBも影響を受けていた

カワサキ・ファクトリーのグイム・ロダ監督によると MOTOGP同様、WSBもヨーロッパの酷暑の影響を 受けていたそうで、非常に滑りやすいコンディションだったそうです。 そしてヨーロッパラウンドのある時点からレイとバウティスタの 立場入れ替わったのも、こ…

今シーズンのV4Rの傾向と対策

ジェットコースターのようにアップダウンの 激しいシーズン。 2019年のWSBのタイトル争いを振り返ると正にその通りの シーズンとなりましたね。 その要因は2つあって、ひとつは熟知しているコースと そうでは無いコースとの速さ、強さの差が非常に大きかった…

あれから16年

マニクール 第1レースでトプラック・ラズガットリオーグルが 優勝を飾り、トルコ人ライダーにとってのWSB初優勝をマークしましたが これは同時にピレリタイヤにとって800戦目の区切りのレースとなりました。 2004年、当時WSBを仕切っていたフラミニレーシン…

アメリカンライダー再び

来季はニッキー・ヘイデン以来、久々にアメリカンライダーが WSBに帰ってくるようです。 今季、グレイブス・ヤマハでAMAを走っているギャレット・ゲロフが 自費でマニクールに訪れているよう。 彼のマネージャーであるベン・スピーズによると彼のギャラは US…

最強最速のシーズン

カワサキに加入して3年目の2017年シーズン。 この年、レイは初めて前年のマシンを継続して使うことが 出来ました。 2015年はカワサキ加入直後、2016年はマシンがモデルチェンジ されましたからね。 初めてしっかりテストを行って万全の体制で挑んだ初めての…

苦闘の2年目

多分、現時点で振り返った時に過去の4度の タイトルでジョナサン・レイが一番苦戦したのは このシーズンだったんじゃないだろうか、と思うのが 2度目のタイトルを決めた2016年シーズン。 2015年から全面施工されたエヴォレギュレーションを 受けてカワサキ…

ホルヘのフロント問題

ホルヘ・ロレンツォはアラゴンGPではとにかく フロントタイヤの改善に注力したとコメントしています。 リヤタイヤのトラクションを無視してまで注力したそうで 結果的に決勝では早々にリヤタイヤが終わってしまって ペースがどんどん落ちるという結果になっ…

まずはひとつ

今週末のWSB マニクールラウンドには カワサキのジョナサン・レイによる前人未到の5連覇が かかっているわけですが、ここでは彼のその連覇の軌跡を 振り返ってみたいと思います。 最初のタイトルは2015年、彼がカワサキに移籍した最初の年でしたね。 この201…

ヨーロッパは燃えているか

アラゴンGPでヨーロッパラウンドは一旦終わり 残すは最終戦バレンシアだけとなりました。 今シーズンのヨーロッパラウンドは去年とは やや様相が違っていたなぁというのが正直な話。 それはマルケスの強さが際立って、それ以外のライバルが 一部は低迷、一部…

MOTO2シート 2020年まとめ

MOTOGPが来年を控えて移籍が小規模なのに対して MOTO2は激変といってもいい状況。 理由はライダーの移籍だけではなく、来季から 1台体制のチームは許されなくなるため、チームの撤退、統合が進み チーム数が減るためでもあります。 ということでここまで判明…

収穫の秋

この週末は色々なレースが集中して行われたので リザルトを追うだけでもエライことでしたねーーー。 まずは土曜日の夜に始まったEWC開幕戦ボルドール24時間は 降雨のため、サスペンデッド。 余りに危険すぎるということで、夜明けにスタートすることとなりま…

そして誰もいなくなる

こういう事態も起こり得るんですね。 KTMはヨハン・ザルコに対してアラゴンGP以降は 走らせないという決定をし、本人に通告 アラゴンからはテストライダーのミカ・カリオを 起用しました。 ところが、FP4でエースのポル・エスパルガロがビッグハイサイドを …

数減らし

DORNAによると盛況であるMOTO2ですが ライダーの数が多すぎるとのこと。 理想は26台近辺という話ですね。 確かにMOTOeが併催されるようになって、 ますますパドックが手狭になっているように思います。 DORNAとしては数を減らすことと、チームに一定のレベル…

尖った鉛筆

シーズンが進めば進むほど、今年のRC213Vに乗る クラッチロウの悪評は高まっていくようですね。 マルケスも勝ってはいるものの、他のライダーに比べて 疲労ぶりが著しいです。 そもそも今季型マシンでホンダが目指したのはドゥカティに 負けないトップスピー…

勝ってしまったがために・・・

先日、鳥羽選手のレッドブル・アジョKTM入りが 発表されましたが、今シーズン、同チームで走っている ジャン・オンジューはどうやらシートを失うようですね。 噂ではソフォーグルの後押しでWSSに挑戦するのでは無いか?と言われています。 かつては3台体制も…

感覚というものの脆さ

ヨハン・ザルコが残りのシーズンを走らない事が 発表されました。 KTMのエースとして期待の中始まったシーズンでしたが 最後まで本来の速さを発揮することなく終わってしまいましたね。 ところで、今回の発表は果たしてどちらからの要望だったんでしょうか?…

青年はWSSを目指す

来季からMOTO2が基本的に1チーム2台体制が義務付けになり DORNAの思惑のとおり、MOTO2のチーム数は減る方向。 となると、当然、あぶれるライダーが出てくるわけで その多くはWSSへと活躍の場を移すことになりそうです。 そもそもMOTO2からWSSへと活躍の場を…

こいつあ、どうやら本物だぁ

サンマリノGPで予選で2番手に飛び込んだKTMの ポル・エスパルガロでしたが、それでもあくまでも 予選の一発タイムで、決勝になればタイヤの消耗と共に ズルズル後退するんじゃないかなぁと漠然と予想していましたが ところがどっこい。 全然落ちてこなかった…

縦縦、横横

サンマリノGPの一番のサプライズは KTMのポル・エスパルガロが予選2番手を獲得したこと。 レッドブルリンクのようなストレート主体のコースではなく ミザーノのようなミッキーマウススタイルのコースでの 2番手は非常に価値のある結果だと思います。 事前テ…

カルメロの夢

カルメロの野望というべきか、夢というべきか。 彼はMOTOGP界のバーニー・エクレストンに なりたいんですよね。 だから今のF1GP同様、最大22戦開催したいということは 常々口にしています。 彼によれば2022年には22戦開催としたいとのこと。 去年からタイが…

言葉

今回復帰戦を迎えたホルヘ・ロレンツォですが、 復帰に当たって 「私は勇気を欠いているわけではないが、ホンダに 自信を持っている」 「私は人間だ。だから確信が持てないのが普通である。」 とコメントしています。 このコメントを聞く限り???な感もし…

2020年の日本勢

2019年シーズンも終盤、タイトル争いの 行方と共に来季のシートの動向も気になるところです。 そこで飛び込んできたのが鳥羽選手のレッドブル・アジョKTM 入りの話。 今季の成績ではチーム・アジア残留は難しいだろうと 言われていただけに、KTMのエースチー…