勝ってしまったがために・・・

先日、鳥羽選手のレッドブル・アジョKTM入りが

発表されましたが、今シーズン、同チームで走っている

ジャン・オンジューはどうやらシートを失うようですね。

噂ではソフォーグルの後押しでWSSに挑戦するのでは無いか?と言われています。

 

かつては3台体制もあったアジョのチームですが

MOTO2も抱えていることもあってか、MOTO3に関しては

1台体制のようです。

とはいえ、昨年の最終戦で勝ったライダーを一年で解雇とは

なかなか厳しいものがありますね。

過去にも、このチームのライダーは結果を残さない限り、

ダリン・ビンダー初め1年こっきりで解雇されてますから

鳥羽君も結果が求められるシーズンとなることでしょう。

 

しかし、去年の最終戦雨のバレンシアでデビューウィンを飾った

ジャン・オンジューでしたが、今年は本当に転倒が多く怪我も多い

シーズンとなってしまいました。

 

シーズン中にアジョさんが再三再四言っていたのは、とにかく

結果を残すためにじっくり取り組めということでしたね。

つまり、本来はルーキーイヤーでじっくりと腰を据えて勉強の年にしろ

という意味だと思いますが、結果的に優勝を飾ってしまったことで

じっくり地道に取り組む姿勢が出来なくなってしまった。

もっとやれる、もっと行ける、そういう気持ちが先行した結果

度重なる転倒、それによる負傷でいつまで経っても本調子で走ることが

出来ないまま、シーズンをここまで来てしまった。

どこかで彼自身が彼の走りを振り返るタイミングがあれば良かったんでしょうけど・・・。

それが若さということなのか。

 

今後はソフォーグルが面倒を見ていくと思いますが、どういうライダーに

育っていくのか、期待もあり、不安もあり・・・ですな。