2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一周回ってストーブリーグ

ヤマハがマーヴェリック・ビニャーレスとの 2年契約を更新したと発表しました。 今年は多くのライダーの契約が終了し、シート状況が 大きくシャッフルされると噂されていただけに、 いち早く先手を打ってきた格好ですね。 ヤマハはビニャーレスを軸に据えて…

伸び代はあるか?

WSBは年が明けて最初の合同テストが ヘレスで行われましたが、天候はあいにくの雨模様で ドライで走れたのは、わずかな時間だけだったようです。 そのわずかな時間にアタックを敢行、トップタイムを マークしたのは5連覇王者のジョナサン・レイでした。 彼は…

改革前夜 2019年を振り返る MOTOGP編

リザルトだけ見れば、近年でもむしろ悪い方に 入る部類だったアプリリアのMOTOGPチーム。 しかし、2019年は改革に向けての準備の年だった としていいでしょう。 2019年早々、アプリリアはフェラーリのF1チームから マッシモ・リヴォーラを招聘し、アプリリア…

3年目のオレンジ   2019年を振り返る MOTOGP編

ホンダがダカールラリーで優勝を飾りました。 2013年にHRCとして復帰してから実に8年の歳月が 経過しました。 恐らくホンダとしても、ライバルをKTMとして目標に 定めてプランを練ってきたと思いますが ここまでかかるとは思っていなかったでしょう。 そのぐ…

つまりそういうことです

ドッグファイト・レーシングの 来季の体制が発表されました。 ST1000に藤田選手がエントリー。 藤田選手は去年の鈴鹿8耐で津田一磨選手と組んで 出場しましたが、フル参戦となるとYARTに入る前の ヤマルーブ時代だから、4年ぶりになりますか。 彼のような若…

一段一段確実に   2019年を振り返る MOTOGP編

昨年はアレックス・リンスの手によって 2勝もあげることが出来たスズキ・エクスター。 昨シーズンは80点の出来と語るように手応えを 感じることが出来たシーズンでは無かったでしょうか? スズキのMOTOGP活動を見ていて感じるのは、他メーカーに比べてリソー…

勝つための本筋

海外の記事によれば、ヤマハも遂に 外付けフライホイールを開発しているんだとか。 外付けフライホイールとはなんぞや? という話ですが、これを説明するには今の MOTOGPのレギュレーションを説明しないといけないでしょうね。 現在MOTOGPはシーズン前に登録…

三本の矢

予算が縮小されようが、 ワークスチームで参戦できなかろうが ホンダにとって鈴鹿8耐制覇は重要な目標。 今年はチームHRCというワークスチームの 参戦が不可能な状況のようですが、それでも チームを何とか揃えて出てくることになりそうですね。 勝つために…

復活も道半ば?  2019年を振り返る MOTOGP編

非常に見極めが難しいのが ヤマハなんですよね・・・・。 だから筆が進まなかった。 去年のヤマハはルーキーのファビオ・クワッタハッホが 7回のポールポジションを獲得。 マーヴェリック・ビニャーレスが2勝をあげてランキング3位 という結果に終わりまし…

味見は誰がする?

ドーピング検査に引っ掛かった アンドレア・イアンノーネが再度の検査のために 提出した検体が再び陽性反応を示したことで 彼のセパンテストへの不参加が決定しました。 困ったのはアプリリア・レーシングでエンジンから 一新した新型マシンのデビューこのセ…

上がるハードル

カワサキを退社後、ヨーロッパのカワサキ・ファクトリーと 日本の川崎明石本社の橋渡しをしている 依田さんによれば、既にスーパーバイク用の次期ベースマシンは MOTOGPの技術を応用したマシンにするべしという 要望を投げているとのこと。 それは2019年にWS…

安定は足元から  2019年を振り返る MOTOGP編

今シーズン、史上最高の獲得ポイントを 得たマルケスですが、その要因のひとつは やはり、タイヤが安定して性能を発揮できたことも 大きかったように思います。 ミシュランにスイッチした2016年がそうだったように 非常に路面温度、路面コンディションに敏感…

ネタ切れ  2019年を振り返る MOTOGP編

終わってみれば獲得ポイントこそ2019年を 上回ったものの、マルケスに完敗に近い形でシーズンを終えた ドゥカティ+ドヴィジオーゾ。 結果的にですが、エンジンパワーでホンダに迫られたために これまでのパワーを活かしてタイヤを温存してレース終盤まで ペ…

2020年のMOTOGPの風景

今日はポルトガル初のMOTOGPライダー ミゲール・オリヴェイラの25回目の誕生日です。 思えば、数々の最年少記録を打ち立てたマルク・マルケスも 2月には27歳になるし、ホルヘ・ロレンツォは昨年一杯で 引退と確実に世代は移り変わっていきます。 そこで今回…

2019年型RC-Vのネガとポジ   2019年を振り返る MOTOGP編

2018年シーズンを終えてホンダ陣営が考えたのは 2年連続で迫られているドゥカティとの差を 縮めるには、トップスピードを伸ばすことが重要。 そのために、ラムエアダクトのレイアウトを変更し それまでのカウルトップから吸い込んだ空気を左右に分けて フレ…