2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

寄せては返す波のように  2019年を振り返る 全日本編

来年のJSBクラスのシートについて 漏れ伝わって来る話は景気の悪いものばかりで 正式に発表されているのはモリワキの撤退だけですが シーズン直前になれば、ワークス系あそこもあそこも出てこない という状況になる模様です。 全日本の厳しい所は、メーカー…

J-GP2の存在 2019年を振返る 全日本編

今年限りで終了となったJ-GP2カテゴリー。 それまでのGP250に替わるカテゴリーとして 世界選手権のMOTO2に直結するカテゴリーとして 世界選手権に遅れること1年の、2011年から登場した 車体の改造範囲が極めて大きいカテゴリーでしたね。 それとスリックタイ…

ラストワークスバトル 2019年を振り返る 全日本編

どうやら来季は多くのメーカーがファクトリー体制を 引き上げるようなので、大金をかけて開発したJSBマシンが 火花を散らすシーズンは今年で一旦終了となりそうです。 そんな今シーズンはホンダVSヤマハの争いが激化した シーズンでしたね。 特にホンダはも…

天候不良に振り回されて  2019年を振り返る 公道レース編

今年のヨーロッパは未曾有の酷暑に見舞われ それはMOTOGPでもwSBでも路面温度の上昇という形で 影響が現れましたが、イギリスに関しては全く関係が 無かったようで、相変わらずのブリティッシュウェザーの 影響を受けることが多かったですね。 NW200ではウ…

格の違い  2019年を振り返る BSB編

今シーズンのBSBの話題は何といっても MOTOGPライダー スコット・レディングのBSB参戦。 しかもマシンはブランニューのドゥカティV4R。 レディングはイギリス出身のライダーとは言え、 16歳でGPに出てきているため、イギリスのパーマネントコースは GP開催の…

なんてこったい

今シーズン、ジョルディ・トーレスを迎えて プライベーターながら時にはワークス勢に割って入る 速さをみせたペデルチーニ・カワサキ。 鼻息も荒く早々にトーレスと契約更新 更に来季はロレンツォ・サバドーリを加えて2台体制 更に更にダビデ・サロム率いるW…

ひとつの節目  2019年を振り返る AMA編

ウェイン・レイニーをトップに据えて モトアメリカという体制でスタートして今年で3年目。 AMA選手権の底上げとして招聘されたトニ・エリアスを 中心に戦われた今シーズン。 ゼッケン1奪還を狙うUSヨシムラ・スズキは トニ・エリアスにMOTO2経験もあるジョシ…

WSBは儲からない

カルメロ・エスペレータによれば、2012年にフラミニ・グループから 買い取ったWSBの開催権ですが、その後色々プロモートしたけど 思ったような成果は上げられず、予想を下回る業績しか出せていないようですね。 毎年、MOTOGPが早々にカレンダーを確定して発…

節目のAMA

それまでのDMG、デイトナ・スポーツ・グループの 元を離れ、DORNA主導でウェイン・レイニーをトップに据えて モトアメリカとして再スタートしたAMAーSB。 狙いはかつてのようなアメリカンGPライダーの輩出と そのためのAMA全体のレベルアップにありました。 …

誰が為に走る

今シーズン限りで現役引退を表明した ホルヘ・ロレンツォに対してヤマハがテストライダーの オファーをしているんだとか。 受けるか、受けないか。 まずはホルヘ自身の体調が万全に戻った時に また走りたいという内なる意欲が湧いてくるかどうか というとこ…

未来を見越せ

昨日、AMAでのヨシムラがレース活動を 終えると書きましたが、これはヨシムラR&Dが 活動を休止するからだそうです。 つまり、スズキのアメリカにおける活動規模縮小ではなく ヨシムラ自身がチームを畳んだということのよう。 そういえば、全日本からも撤退…

AMAも規模縮小

全日本のJSBが来季は大幅にワークス系チームが 規模縮小という噂が聞こえてきていますが AMA-SBも大きな動きがあるようです。 既に発表されているようにヤマハワークス撤退後 その活動を引き継いだグレイブス・ヤマハも撤退 来年からはアタック・パフォーマ…

帰ってきた男たち 2019年を振り返る WSB編 その5

彼らからすれば青天の霹靂というやつだったでしょうか? シーズンが終わり、翌年の準備をし始めるタイミングでの 資金提供の打ち切り。 それは同時に、ホンダのマシンを使用してのWSB参戦が終焉を 意味することとなりました。 さぞやテンケイトのスタッフは…

最初の一歩 2019年を振り返る WSB編 その4

今年のWSBの話題のひとつに ホンダ、HRCが遂にWSBに帰ってきたということですね。 と言ってもフル参戦のワークス体制ではなく、 そのための偵察部隊という役割のモリワキとその実働部隊である アルティアレーシングの合併チームという形でしたが。 WSB嫌いの…

サバイバル  2019年を振り返る WSB編その3

今シーズンのWSBを振り返るにあたって やはりこの言葉が出てくるでしょう。 「サバイバル」 今年からスーパーポールが無くなって周回数が半分の スーパーポールレースが採用、ライダー達は週末に 3つのレースを走ることになりましたが、やはりというか 肉体…

2021年を見据えて

ヨハン・ザルコを獲得した ドゥカティ陣営ですが、これは既にアプローチを かけていたビニャーレス、クワッタハッホの獲得の 可能性が低くなったこと共関連しているように思います。 ジジさん的にはホルヘ・ロレンツォ以降ヤマハ系 ライダーが欲しくて仕方が…

これがザルコの生きる道

あくまでもレギュラーライダーにこだわって ヤマハのテストライダーも蹴ったヨハン・ザルコですが、 どうやらドゥカティの本社契約ライダーになったようですね。 そしてアヴィンティア・ドゥカティで走るようです。 アヴィンティアから発表が無かったのはあ…

進化する王者  2019年を振り返る WSB編 その2

リーサルウェポンを擁して 快進撃をするドゥカティ+バウティスタでしたが 第5戦 イモラで潮目が変わるとそこから カワサキ+ジョナサン・レイの反撃が始まりました。 昨シーズン、回転数制限という強すぎるが故の ハンデを課せられることになっジョナサン…

翻ったベクトル  2019年を振り返る WSB編 その1

2019年のWSBシーズンほど奇妙な?不思議な 展開になったシーズンは過去にも無いでしょう。 それほど、極端な展開だった前半戦。 何しろドゥカティのリーサルウェポン V4R+ GPライダー バウティスタの組み合わせは 開幕戦のフィリップアイランドから第4戦の…

更なる速さを求めて

11月の最終週にMOTOGP、WSBと連続で テストが行われ、今季の上記カテゴリーは全ての 日程が終了。 残すはアジア選手権とEWCのセパンのみとなりました。 その最終テストで4連覇中の王者マルク・マルケスと 5連覇中の王者ジョナサン・レイが奇しくも同じ新しい…