そして誰もいなくなる

こういう事態も起こり得るんですね。

KTMはヨハン・ザルコに対してアラゴンGP以降は

走らせないという決定をし、本人に通告

アラゴンからはテストライダーのミカ・カリオを

起用しました。

 

ところが、FP4でエースのポル・エスパルガロがビッグハイサイド

喫して、マシンから大きく投げ出されてアスファルトに着地。

ぱっと見、大きな怪我を負っているだろうことは容易に

推測できる状況でした。

 

診断の結果は左手首の舟状骨の骨折。

アラゴンはもちろん、後半戦全体を見ても出場が危ぶまれる状態と

なってしまいました。

 

困ったのはKTMで、既にテストライダーのミカ・カリオは起用

してますし、もう一人のテストライダーであるダニ・ペドロサ

レースを走らないことが、KTM移籍の条件ですから、彼が

走ることもまず有りません。

となると一方的にクビを切ったハズのザルコに頭を下げて走ってもらうか

新たなライダーを他から引っ張ってこないとならない状況です。

 

他から引っ張って来ると言っても、ミシュランワンメイクタイヤで

電子制御満載のMOTOGPマシンを走らせられるライダーは

そうは居ないわけでして・・・。

 

果たしてKTMはどうするんでしょうかね?

ちなみにMOTOGPでは2戦以上欠場する場合はグリッド数減を避けるため

必ず代役ライダーを立てるルールとなっています。