数減らし

DORNAによると盛況であるMOTO2ですが

ライダーの数が多すぎるとのこと。

理想は26台近辺という話ですね。

 

確かにMOTOeが併催されるようになって、

ますますパドックが手狭になっているように思います。

 

DORNAとしては数を減らすことと、チームに一定のレベルを求める

という意味から、来季は1チーム2台体制を義務付けます。

1台しか維持できない規模のチームはお引取り願いますというわけ。

 

実際、早くもドイツのキーファー・レーシングはMOTO2から

撤退を表明していて、来季はより費用の安いWSSに参戦するそうです。

近年は1台体制で参戦し続けているグレシー二レーシングは

同じ1台体制のタスカ・レーシングとジョイントというかメカニックを

引き受ける形で、2台体制を実現するようで、マティア・パッシー二ごと

チームに受け入れるようです。

資金力のあるペトロナス・スプリンタはシート数を増やしてジャビ・ビエルへ

と恐らくマレーシアライダー(シャーリンあたり)の2台体制に。

 

こうしてチームが統合、撤退などをすることによって

MOTO2クラスの品質が保たれることがDORNAの理想なんでしょう。

 

そういう意味ではレッドアラートが点滅しているのがMVアグスタフォワードレーシングで

以前、ドミニク・エガーターのシートで書いたとおり、同チームは

1台は自分のチームの資金、もう1台はライダーの持ち込み資金で賄っている状態で、今のままだと来季も2台体制が維持できるかどうかは微妙な情勢。

MVアグスタの金看板は掲げているものの、内情はガタガタというところで

相変わらずこのチームは話題に事欠かないですね。