甘い誘惑
ウィルコ・ツェーレンベルグによれば、
どうやらファビオ・クワッタハッホにドゥカティが
接触を図っているらしいですね。
例によって高額なサラリーを提示して、引き抜きを
狙っているようです。
しかし、ウィルコはファビオによく考えるように
促しています。
去年のMOTO2王者であるバグナイアの苦戦ぶりを
乗るということは非常にリスクを伴うと。
今季のファビオの躍進は間違いなく初心者でも乗りやすい
と言われるヤマハのマシン特性による部分も大きく
ファビオがドゥカティに移籍したとして今の速さを
維持できるかどうかは半信半疑というところでしょう。
だからウィルコはヤマハ残留を促しているようです。
ただ、世界王者という観点から見た場合、少々乗りづらくても
よりタイトルが近いと現状思われるドゥカティと
乗りやすくても勝つだけのポテンシャルには及ばないヤマハのマシン。
サラリーは置いておいて、最終的な目標が世界王者になることなら
その決断も大きく揺れるのはある意味仕方がない面もあるかな。
ただ、今挙げたパワーバランスはあくまでも今季の段階で
日進月歩でパワーバランスが変化するMOTOGP。
明日はどうなるかはわからない。