WSBも影響を受けていた
カワサキ・ファクトリーのグイム・ロダ監督によると
MOTOGP同様、WSBもヨーロッパの酷暑の影響を
受けていたそうで、非常に滑りやすいコンディションだったそうです。
そしてヨーロッパラウンドのある時点からレイとバウティスタの
立場入れ替わったのも、この影響がかなりあったようです。
つまり、直4レイアウトに低重心のカワサキZX-10RR+レイが
得意なエリアであるブレーキングの安定感に磨きをかけたのに対して
V4レイアウトで元々直4にはブレーキングで劣るドゥカティV4Rは
特にフロントの安定感に欠けたようですね。
それがヨーロッパのアッセン以降気温が上がって路面グリップが
下がった時期から浮き彫りになったようです。
このブレーキングに関してはバウティスタよりもむしろ、
ハードブレーキングを武器とするデイビスが全く奮わなかったことでも
よくわかります。
デイビスはとにかくマシンが止まらないってずっと訴えてましたからね。
日本だけでは無く、ヨーロッパでも地球温暖化の影響は免れず
来季以降も気温が高く滑りやすい路面の影響は受けるでしょうね。
その対策も各メーカー、チームの課題のひとつとなってきそうです。