WSB

WSBは儲からない

カルメロ・エスペレータによれば、2012年にフラミニ・グループから 買い取ったWSBの開催権ですが、その後色々プロモートしたけど 思ったような成果は上げられず、予想を下回る業績しか出せていないようですね。 毎年、MOTOGPが早々にカレンダーを確定して発…

帰ってきた男たち 2019年を振り返る WSB編 その5

彼らからすれば青天の霹靂というやつだったでしょうか? シーズンが終わり、翌年の準備をし始めるタイミングでの 資金提供の打ち切り。 それは同時に、ホンダのマシンを使用してのWSB参戦が終焉を 意味することとなりました。 さぞやテンケイトのスタッフは…

最初の一歩 2019年を振り返る WSB編 その4

今年のWSBの話題のひとつに ホンダ、HRCが遂にWSBに帰ってきたということですね。 と言ってもフル参戦のワークス体制ではなく、 そのための偵察部隊という役割のモリワキとその実働部隊である アルティアレーシングの合併チームという形でしたが。 WSB嫌いの…

サバイバル  2019年を振り返る WSB編その3

今シーズンのWSBを振り返るにあたって やはりこの言葉が出てくるでしょう。 「サバイバル」 今年からスーパーポールが無くなって周回数が半分の スーパーポールレースが採用、ライダー達は週末に 3つのレースを走ることになりましたが、やはりというか 肉体…

進化する王者  2019年を振り返る WSB編 その2

リーサルウェポンを擁して 快進撃をするドゥカティ+バウティスタでしたが 第5戦 イモラで潮目が変わるとそこから カワサキ+ジョナサン・レイの反撃が始まりました。 昨シーズン、回転数制限という強すぎるが故の ハンデを課せられることになっジョナサン…

翻ったベクトル  2019年を振り返る WSB編 その1

2019年のWSBシーズンほど奇妙な?不思議な 展開になったシーズンは過去にも無いでしょう。 それほど、極端な展開だった前半戦。 何しろドゥカティのリーサルウェポン V4R+ GPライダー バウティスタの組み合わせは 開幕戦のフィリップアイランドから第4戦の…

更なる速さを求めて

11月の最終週にMOTOGP、WSBと連続で テストが行われ、今季の上記カテゴリーは全ての 日程が終了。 残すはアジア選手権とEWCのセパンのみとなりました。 その最終テストで4連覇中の王者マルク・マルケスと 5連覇中の王者ジョナサン・レイが奇しくも同じ新しい…

2020年始まる

WSBのオフテストがアラゴンで始まっています。 初日はあいにくの雨模様から始まって 後半はだいぶ乾いたようですが・・・。 このテストにはヤマハ、カワサキ、ドゥカティが参加。 それぞれ新しいライダーが新しいマシンを初ライドしました。 今年BSB王者のス…

残す椅子はひとつ

11月中旬から始まる合同テストを前にして WSBのシートが続々と決まっています。 まず、バーニ・レーシングのシートを失った マイケル・リナルディはゴーイレブン・ドゥカティへ。 撤退が噂されたオルリック・カワサキは来年も 継続参戦でライダーは引き続き…

ホンダとWSB

遂に発表されましたね、ホンダのWSBへの ワークス参戦。 ワークスチームとしては2002年のカストロール・ホンダ 時代以来となりますが、当時はホンダGBがベースのチーム 今回は新たにスペインのバルセロナ近郊にファクトリーを 建てての参戦と全く体制は異な…

続 WSBストーブリーグ

例年になく異動の多かったWSBのストーブリーグ。 ファクトリー勢がほぼ埋まったので、続いてサテライト勢が 続々と埋まりつつありますね。 メランドリィの引退と、コルテセとの契約更新をしなかった ヤマハのセミファクトリーチームであるGRTヤマハは WSSラ…

秘蔵っ子といえども

例年になくシートの移動の多いシーズンとなっている WSBですが、どうやらドゥカティの秘蔵っ子 マイケル・ルーベン・リナルディも今シーズン限りで シートを失う模様です。 バーニ・レーシングは足回りがショーワであることを除けば ほぼファクトリーと同じ…

疑心暗鬼

WSSはアルゼンチンを終えて、ランキングトップの ランディ・クルメナッハーとランキング2位の フェデリコ・カリカスロの差は8と縮まって最終戦に タイトル争いの行方は持ち込まれました。 このレースを終えた後、クルメナッハーはあからさまに チーム批判を…

サーキットのグレード

WSBアルゼンチンラウンド6人のライダーが 出走をボイコット、わずか12台のマシンにより第1レースが 行われました。 このアルゼンチンの舞台、サンホアンサーキットは初日から とにかくグリップが低く、とてもスーパーバイクで レースをするレベルじゃない…

ロウズ、KRT入り

予想通りだからサプライズ感は薄いですが しかし、今年はWSBのシートが一気に大きく動いた感じですね。 よもやここまで大きく動くとは想像していなかったので ビックリです。 ここまで判明しているシート、及び空いているシートをまとめ。 KRT ジョナサン・…

レオン・ハスラム

元々1年限りの契約でしたが、そのまま 延長されることなく、KRTとの契約は終了することに なってしましましたね。 今季の彼は、とにかくフロントのフィーリングに 難があって、激しいブレーキングをすると上手く曲がれない という状態にずっと悩まされて、そ…

WSBにもスペインの波が

来季のWSBの暫定カレンダーが発表されています。 それによれば、タイラウンドが消えて、ラグナセカも消えて 代わってスペイン カタルニアが増えて合計12戦。 中でもスペインはヘレス、アラゴン、カタルニアと3戦も 開催され、MOTOGPの4戦を彷彿させる多さと…

勝利の影に

WSSフランスラウンドで実にカワサキに2年ぶりの 優勝をもたらしたルーカス・マヒアスですが 彼のコーチ役を務めたファビアン・フォレの存在が大きかったようです。 元々はジョナサン・レイに帯同する形でWSBのサポートを 行っていた99年のWSS王者のフォレで…

WSBも影響を受けていた

カワサキ・ファクトリーのグイム・ロダ監督によると MOTOGP同様、WSBもヨーロッパの酷暑の影響を 受けていたそうで、非常に滑りやすいコンディションだったそうです。 そしてヨーロッパラウンドのある時点からレイとバウティスタの 立場入れ替わったのも、こ…

今シーズンのV4Rの傾向と対策

ジェットコースターのようにアップダウンの 激しいシーズン。 2019年のWSBのタイトル争いを振り返ると正にその通りの シーズンとなりましたね。 その要因は2つあって、ひとつは熟知しているコースと そうでは無いコースとの速さ、強さの差が非常に大きかった…

あれから16年

マニクール 第1レースでトプラック・ラズガットリオーグルが 優勝を飾り、トルコ人ライダーにとってのWSB初優勝をマークしましたが これは同時にピレリタイヤにとって800戦目の区切りのレースとなりました。 2004年、当時WSBを仕切っていたフラミニレーシン…

アメリカンライダー再び

来季はニッキー・ヘイデン以来、久々にアメリカンライダーが WSBに帰ってくるようです。 今季、グレイブス・ヤマハでAMAを走っているギャレット・ゲロフが 自費でマニクールに訪れているよう。 彼のマネージャーであるベン・スピーズによると彼のギャラは US…

最強最速のシーズン

カワサキに加入して3年目の2017年シーズン。 この年、レイは初めて前年のマシンを継続して使うことが 出来ました。 2015年はカワサキ加入直後、2016年はマシンがモデルチェンジ されましたからね。 初めてしっかりテストを行って万全の体制で挑んだ初めての…

苦闘の2年目

多分、現時点で振り返った時に過去の4度の タイトルでジョナサン・レイが一番苦戦したのは このシーズンだったんじゃないだろうか、と思うのが 2度目のタイトルを決めた2016年シーズン。 2015年から全面施工されたエヴォレギュレーションを 受けてカワサキ…

まずはひとつ

今週末のWSB マニクールラウンドには カワサキのジョナサン・レイによる前人未到の5連覇が かかっているわけですが、ここでは彼のその連覇の軌跡を 振り返ってみたいと思います。 最初のタイトルは2015年、彼がカワサキに移籍した最初の年でしたね。 この201…

青年はWSSを目指す

来季からMOTO2が基本的に1チーム2台体制が義務付けになり DORNAの思惑のとおり、MOTO2のチーム数は減る方向。 となると、当然、あぶれるライダーが出てくるわけで その多くはWSSへと活躍の場を移すことになりそうです。 そもそもMOTO2からWSSへと活躍の場を…

ホンダは本気だ

来季のWSBにおけるホンダの体制が明らかに なってきたようですね。 それによると、新たなチーム拠点はスペインのバルセロナになる模様です。 現在はイタリアのレーシングチーム・アルティアとモリワキとの ジョイントチームですから、チーム拠点はイタリアと…

レオン・キャミア

どうやら来季はスーパーバイクで走らない事を 明言した模様。 彼曰く、戦闘力の低いマシンで走ったランキングで 自身の評価を決められることに納得出来ない とのことらしいです。 彼の立場からすれば、そういうコメントになるんでしょうけど 恐らくは来年打…

彼の本心は何処

トプラック・ラズガットリオーグルのヤマハ移籍は 鈴鹿8耐直後からずっと囁かれていましたが ようやくオフィシャルになりましたね。 本人曰く、鈴鹿の3日後には決めていたそうです。 ただ、レース直後、彼と会話を交わした一般の方々の コメントを聞く限り…

敵は身内に・・・

WSBポルトガルラウンド 第1レースは序盤から波乱の展開。 スタート直後、2列目最内の6番手からスタートした バウティスタのイン側をチームメイトのデイビスが強襲。 バウティスタは弾かれた格好になって、コースサイドの 人工芝生に乗る形でスリップダウン…