ホンダとWSB

遂に発表されましたね、ホンダのWSBへの

ワークス参戦。

ワークスチームとしては2002年のカストロール・ホンダ

時代以来となりますが、当時はホンダGBがベースのチーム

今回は新たにスペインのバルセロナ近郊にファクトリーを

建てての参戦と全く体制は異なります。

 

まあ、ホンダとWSBとの話をする時に欠かせないキーマンは

間違いなく、今は退職されておられない中本さんになるでしょう。

中本さんはあるインタビューでも、究極の技術を競うMOTOGP

比べれば色々な制限のかかる市販車でレースをするスーパーバイクには

全く魅力を感じない旨、発言してましたからね。

 

実際、中本さんがホンダの第3期F1活動の終了と共にHRC

復帰したタイミングで、HRCはWSBのテンケイト・ホンダへの

バックアップを止めています。2007年にジェイムズ・トスランドが世界王者に

輝いた年まではエンジンはHRCが作って供給していたんですよね。

そしてこの年が今のところWSBでのホンダの最後の栄冠。

 

そして、その中本さんが定年退職されたのが2017年の春先で

そこからHRCトロイカ体制になったんだけど、その頃からHRCの首脳陣が

WSBの現場で見かけられるようになりましたから、その頃から復帰に向けて

動いていたと見ていいでしょう。

社内的にはかなり声は上がっていたけど、中本さんが許さなかった

というのは言いすぎかな。

 

まずは今年、どんな戦いぶりを見せてくれるのか

期待して見てみたいと思います。

私はホンダファンでは無いけれど。