蜜月の終わり

2002年のホンダワークス撤退以降
WSBのホンダのエースチームとして
活動してきたテンケイト・ホンダですが
どうやら今年限りでその関係に終止符が打たれることになるようです。

先週、HRCとホンダ・ヨーロッパで打ち合わせが
行われ、来季の参戦体制が決定、6日のミラノショーで
発表されるそうです。
それがモリワキ+HRC+アルティアになるようですね。

これまでのテンケイト・ホンダのWSB活動費は
80%がホンダ・ヨーロッパからの予算分配によって
賄われ、残りの20%がスポンサーマネーで補っていたようです。
ところが、このホンダ・ヨーロッパへのホンダ本社からの
予算が大幅にカットされ、結果、テンケイトはWSB参戦を
断念しないとならなくなった模様。

ホンダ的にはテンケイトにはWSSのホンダのエースチームとして
活動してもらいたい要望があるようですが、果たして
テンケイトがそれを受け入れるかどうか。
ホンダの要請はかなり一方的なものですからね。
アプリリアへのスイッチという噂はその辺から出てきたんでしょうね。

同時にホンダ・ヨーロッパの予算はテンケイトだけでなく
トリプルMやWSSのPTRホンダにも支払われてきましたから
場合によっては、これらのチームにも影響がおよびそうです。
実際、トリプルMのマネージャーは予算がなければ活動停止と
明言しています。

来シーズンにかけてWSB及びWSSのホンダ系チームは
色々と決断を迫られそうな雰囲気ですね。

しかし、中本さんが退社して2年。
HRCも色々、中本時代から変わりつつありますね。
元々中本さんは市販車改造カテゴリーには消極的でしたからね。