疑心暗鬼

WSSはアルゼンチンを終えて、ランキングトップの

ランディ・クルメナッハーとランキング2位の

フェデリコ・カリカスロの差は8と縮まって最終戦

タイトル争いの行方は持ち込まれました。

 

このレースを終えた後、クルメナッハーはあからさまに

チーム批判を展開しています。

いわく

「チームはカリカスロにタイトルを取って欲しがっている」

「チームには2つのエンジンが用意されていたが、

私のエンジンの方が明らかに回らなかった」

とのことです。

 

現在はロガーデータがあるため、少なからず彼の言っている事の

真偽の検証は出来るでしょうが、問題はまだタイトルが決定していない

今の時点で、彼がこういう発言をすることは少なくとも彼にとっては

有利に働くことはないだろうと思うこと。

にも関わらず、こういう発言をするところに彼の精神的な問題がある

というか、何と言いますか。

実際、ランク2位のカリカスロが既に来期のスーパーバイクへの

ステップアップを確定しているのに対して、

クルメナッハーは未だに来期のシートが確定していない状況です。

 

速さ、ライダーとしてのスキルは疑うまでもないけど

それ以外の要素に問題があるということを、今回の発言は

図らずも証明してしまった形になってしまっているような・・・。

 

こういう悪い流れはタイトル争いにも大きく影響することも

あるだけに、最終戦カタールは思いもよらない結末を

迎えることも十分ありえる。