喜ぶのはまだ早い

前回のヘレステストで多数のパーツを
試して、ここル・マンにもそれを
持ち込んで、あれやこれややった結果
決勝で6位を獲得したポル・エスパルガロ

レース後のコメントで
「鉄フレームとWPのサスが悪いと誰が言えますか?」
とここ最近の外野の声をシャットアウトするような
発言をしています。

ただ・・・今回のル・マンは路面温度が非常に低く
滑りやすい状態だっただけに、タイヤのグリップが下がった分
シャシー関連のネガが出にくかっただけでは無いかなと
邪推する部分もあります。

とにかくKTMシャシーの弱点は曲がらない止まらない
(ザルコ談)ですが、それはタイヤが食いついて止まる力を
シャシーが受け止めきれてないから、その先の旋回まで
タイヤの性能を発揮できてない面があるかと。

今回は路面温度が低いために、タイヤの発揮するグリップレベルが
低く、シャシーにかかる負荷が小さい分、シャシー
たわみも小さく、シャシーのネガ部分が抑えられ
ライバルとの差が小さくなったのかも??

まあ、この先のラウンドで今回の快走が本物かどうか
ハッキリとはしてくると思います。

ただMOTO3,MOTO2ではそこまで大きな問題に
なってないので、
ある一定のスピードレンジ、グリップレベルを
超えてくるとこの鉄フレームのネガが大きく出てくる傾向が
あるように思いますね。