ようやくカーボン投入

予選での好感触から一転
決勝では前を行く2人についていける
ペースが無かったロッシ。

例によってトラクション不足に見舞われて
あれ以上は速く走れなかったようですね。

それを受けて(?)ようやくヤマハ
今週のミザーノテストからカーボンの
スイングアームを投入するそうです。

今や、ホンダ、ドゥカティKTMアプリリア
投入しているカーボンスイングアームですが、
ヤマハとスズキの直4勢はずっと使っていないんですよね。

この辺は強度メンバーとしてのエンジンも含めた
フレーム、スイングアームの剛性バランスが直4とV4では
異なるという部分もあるかと思います。
それでも非常に剛性の高いカーボンスイングアームは
タイヤをしっかりと下に押さえつけてトラクションを
稼ぐ狙いがあるか。

それと剛性では無く重心バランスもありますね。
カーボンではありませんが、ヤマハは何種類か重さの
異なるスイングアームを用意していてコースによって
使い分けていたようです。
車体全体を最低重量より軽く仕上げてバラストを配置することによって
前輪と後輪にかかる重量バランスの変更することが目的と思われます。

いずれにしろ、エンジンの仕様変更が出来ない限り
車体周りで何とかするしかないですね。

そういう意味ではホンダやドゥカティ、スズキがバージョン2とも
言えるエアロをチェコから投入しているにも関わらず
ヤマハはずっと開幕戦で登録したエアロを使い続けているのも
気になるところです。
ライバルを追撃する立場のヤマハには
もっとアグレッシブに開発を推し進めて欲しいところです。

ドゥカティなんか、先日のフィンランドのキミリンクテストに
2020年型の新しいエアロを持ち込んでテストしてましたから・・。
予算が余り増えていないのかなと邪推します。
フォルガーもほとんどテストで走ってませんし。