前か後ろか

同じインライン4を積みながらも
結果を残したスズキと残せなかったヤマハ
イメージ 1
イメージ 2
ヤマハの不振は伝統のハンドリングと
今のMOTOGPのトレンドとの狭間で
どっちつかずの状態になっていることも
大きいのではないかな?

ヤマハの伝統のハンドリングと言えば
高いスタビリティでグングン「前で」旋回していく
言ってみればフロントタイヤのスタビリティに依存している。

対して今のMOTOGPのトレンドはドゥカティ
代表されるように、とにかく「後ろ」リヤ荷重重視で
後ろに重いものを持っていくことで、リヤのトラクションを
稼ぎつつ、それでフロントのグリップも稼ぐ考え方。

その辺をスズキは読み切って、ハッキリとリヤ重視に
マシン作りを方向転換したのに対して
ヤマハはそこまで自分らの伝統を捨てきれない。
それは成功体験もあるからだと思う。
だからマシン作りがどっちつかずの中途半端になっている。
それが不振の要因になっているのかも。
ヤマハは過去のマシンの作り方を振り返っても
コンセプトを大きく変えることはしないですからね。

果たして、来年現れる、新型M1が思い切って舵を切るのか
あるいは、伝統のちょっとしか変わらない路線で来るのか。
まずはバレンシアテストで見てみよう。

今シーズン残り?それは・・・・。