全ては8耐のために

今シーズンからサスペンションを
オーリンズに変更したハルクプロ。
キャリパーもアケボノからニッシンになりました。
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同じくHRCからワークスマシンを供給されている
TSRのマシンも去年までのショーワ+ブレンボから
オーリンズ+ニッシンへと変更されましたね。
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ういんぐさんからコメントいただきましたが
両チームが足回りだけでなく、ブレーキキャリパーまでも
同じブランドに統一されたということは
そこに少なからずHRCサイドの意図が働いていることが
考えられ、そう見るとWSBを戦うテンケイト・ホンダや
世界耐久を戦うホンダ・レーシングと足回りのブランドを
統一して、開発の効率化を図っている可能性は高いですね。
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ホンダ本社内的にはWSBのタイトルやら世界耐久のタイトルより
とにかく鈴鹿8耐を勝つのが至上命題でしょうから
そのための出来うる最良の選択をしたということか。
何しろ、MOTOGPのタイトルの次に重要って言われているんだから。

付け加えると、どうやら来年お目見えする次期スーパーバイク車両は
引き続き、CBRが使われる公算が高く、その開発のために
現行モデルでまず、オーリンズ+ニッシンを使っているという
部分もあるかも知れません。
今年、ワールドの車両が9馬力パワーアップしているってのも
本社サイドの手が入ったのかも知れません。
本社サイドならエンジン設計段階の資料がありますから
どのくらいの耐久マージンが各部にあるか、一目瞭然で
どこを削ってパワーを出すかわかりますからね。
少なくとも年間7基に収めればいいわけで。
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いずれにしろ、現場はまあ、大変そうでしたが・・・・・。
ライダーが若くて開発経験が少ないだけに、スタッフが
フォローしないとマシンがとんでもないことになりそうだ。