あれも欲しい、これも欲しい

ホンダがスーパーバイクの開発ライダーとして

ドミニク・エガーターと契約しました。

ホンダはMOTOGPの開発ライダーとしてステファン・ブラドルと

契約してますが、彼は基本的に海外のサーキットでのテストが

中心になりますから、スーパーバイクまでは手がまわらない

ということなんでしょうね。

MOTOeにしか参戦しないエガーターはスケジュールに空きが

ありますから、日本国内のテストには十分参加できることでしょう。

 

つまり、それってやっぱりホンダは今年も鈴鹿8耐を取りに来ている

ということ。

このメーカーにとって、鈴鹿8耐は2輪ロード部門では

MOTOGPに次プライオリティを持っているそうですから。

 

今年、HRCは国内レースへのワークス参戦は取りやめてますから

新型マシンとブリヂストンタイヤとのマッチングは急務。

ハルクプロやケーヒン・ドリーム・レーシングが全日本を走りますが

こちらはキットパーツ車、つまりサスペンションがショーワになる

可能性が高い一方、エガーターが走らせる車両はWSBのワークス同様

オーリンズになる可能性が高いですね。

今年もファクトリー体制で来るヤマハに対して、キットベースの

車両では勝てないでしょう。やはり、ワークススペックで無いと。

エガーターの仕事はワークススペックのCBR-RR-Rをブリヂストン

マッチングさせて勝てるマシンに仕上げることになるでしょう。

 

一方で、並行してWSBを走るピレリタイヤでの車体開発もやるわけですね。

こちらもバウティスタ、ハスラム、高橋から入ってくるコメントを元に

車体の開発を行うことになりそうです。

ヘレスではバウティスタがパーツが多すぎてテストしきれないと

コメントしてましたから、かなりの物量作戦のようで、逆に仕様が

決まらず開幕を迎えてしまっている状況。

早急に道しるべを見つける必要がありますね。

 

ホンダ的にはWSBのタイトルも、鈴鹿8耐も取りたい。

2兎を追って、2兎を捕らえたい。

そういうことなんでしょう。