それもひとつの要素
FIMから2020年のWSBにおける
各メーカー車両の最高回転数リミットが発表されました。
Ducati 16.100/min
Honda 15.600/min
Yamaha 14.950/min
MV Agusta 14.950/min
Suzuki 14.900/min
BMW 14.900/min
Aprilia 14.700/min
Kawasaki 14.600/min
相変わらずドゥカティの圧倒的な回転数の高さが目に付きますが
新参のホンダは直列4気筒勢の中でトップなのは
さすがエンジンのホンダが本気で作ったエンジンは違うなという印象です。
去年までの旧型のように優遇されての回転数では無いわけで
実際の量産車両からの算出でのリミット数ですからね。
ただ、相変わらず最も低い回転数で押さえつけられているカワサキが
去年圧勝していることから見ても、最高回転数は数ある速さの要素の
中のひとつに過ぎないということを強く印象づけます。
これはジョナサン・レイと彼のスタッフの賜物でもありますよね。
彼らは最高回転数のリミットに達する前の加速区間、更にその前の
コーナーリング速度そのものを速めることで、結果的にトータルでの
速さを向上させ、しかもタイヤへの攻撃性を抑えて、レースでも持つと。
このマシン、タイヤ、ライダー、スタッフが結束して高い
バランス実現しているのがここの強さですよね。
マシンが去年から大きく変わってないのも、このバランスが崩れず
今年も継続されることを考えても、今年も優勢か。
とはいえ、それが生きるコースとそうでないコースで
成績が別れるのは、去年の開幕戦から4開催未勝利なことでもわかります。
果たしてフィリップアイランドではレイが勝つのか
それとも???