改めて2018年規定
明日からヘレスで合同テストが始まりますが
2018年の規定の大きなポイントについて
触れておきましょう。
それはエンジンの回転数制限。
ここ数年の成績に基づき、エンジンの最高回転数を
メーカーごとに制限されることになります。
メーカーごとのため、ワークス、プライベーター関係なく
一律で制限対象となります。
同じ回転数制限を受けるということですね。
で、その最高回転数は
カワサキ、ホンダが14100回転
ドゥカティが12400回転。
今のスーパーバイクはノーマルからミッションの変更が
出来ない規定のはずなんで、最高回転数に合わせてインジェクションの
セッティングをした場合、どうしてもギヤ比との関係で
パワーの谷間がコーナーによっては出来てくるはず。
その辺の失速がハンデになりそうですね。
ですから余地としてはスプロケットの丁数変更くらいですかね・・・。
それでも全てのコーナーに対応できるものではありませんから
コースのタイムに影響するコーナーに一番合わせ込むセッティング
みたいな感じになるのかな?
その場合、バトルに強くないマシンになる場合もあるので
その辺が難しいところ。
また、この最高回転数はシーズン中のリザルトによって
見直される規定で、レイに言わせると、今の14100回転は事前テストによって
対応できるものの、シーズン中に変更されると対応は非常に
難しい、未知の領域とのこと。
シーズン中、カワサキが思わぬ失速をした場合はこの規定が
効いていると思って、ほぼ良いでしょうね。
それから去年のヘレステストでドゥカティが全然奮いませんでしたが
それはこの規定の縛りの影響が一番出ているからで
エンジンのおいしい部分が全然使えないみたいですね。
ジジさんいわく、2018年規定に合わせたパーツが揃ってなかった
そうですが、じゃあ、この年明けのテストでどこまで挽回できるのか
という点が注目でしょうか。
挽回できないようだとV2パニガーレは寂しいラストシーズン確定。