4連覇は目前
4連覇を達成しそうなジョナサン・レイですが
イマイチ、盛り上がりに欠けるというか
ドキドキ感が無いのは、やはり圧倒的なポイントリードを
築いていて、逆転の可能性が限りなくゼロに近いからでしょうね。
回転数制限を課したわけですが、これはドゥカティも同様で
結果的にメーカー及びライダーの対応力が
問われたわけですが、これを上手くやったのがレイで
対応できなかったのがサイクスとデイビスってことなんでしょうね。
実際、レイはポルティマオを終えた段階で現在420ポイントを
獲得していますが、去年は431ポイントを獲得していて
やはり序盤の回転数制限対応に躓いた影響が伺えます。
しかし、その後は克服してシーズンを順調に戦っているのに対して
サイクスとデイビスはポイントが伸び悩んでますね。
去年2勝のサイクスは今季わずか1勝、デイビスに至っては6勝から
わずかに2勝と激減、ランキングも大きく下がってます。
RACERSでレイが触れているように回転数制限がかかったために
よりコーナー速度を高める、ボトムスピードを上げるように
対応が必要な中で、4気筒よりも2気筒の方がエンジン特性的に
厳しい面があったことが伺えます。
しばしばでしたからね。
これはデイビスの方がより突っ込んでしっかり減速して
立ち上がるスタイルであることと無関係では無いと思います。
いずれにせよ、今季から導入された回転数制限はレイと
チームの対応力の高さを浮き彫りにした結果とも言えるのかも。
今のところ聞こえている範囲内では来季は大きな規定変更は
無い様なんで、これ以上カワサキにハンデが課されることは
無いみたいですが、後はライバル、特にヤマハとニューマシン投入の
ドゥカティにどういうハンデが課されるかで、タイトルの行方が
左右されてきそうですね。
まあ、それは今期が終わってからの話か。