失った自信を取り戻す

このオフのスコット・レディングの快走を
見るに付け、RC213Vは特殊なマシンなんだなと思わざるを得ない。

その点、ドゥカティの方がオーソドックスなマシンなんでしょうね。
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そもそも電子制御を抜きにした場合、エンジンパワーに対して
適切なトラクションの得られるホイールベースとか
重量配分というものがあって、ドゥカティのマシンが大柄に見えるっていうのは
その辺があくまでも、電子制御を抜きにして250馬力近いパワーを
ちゃんと路面に伝えるディメンションを採用しているか。

対して、そのドゥカティよりもパワフルにも関わらず
車体がコンパクトなRC213Vは、かなりパワーを封じ込めた車体
とも言えるわけで、それを高度な電子制御を駆使して路面に
伝達していたイメージ。
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だから、この高度な電子制御をきっちりと合わせ込みの出来る
ワークスチームが絶対的に速いのは当然で、マークVDSは
そこまで高いレベルで合わせ込みは出来ないし、
また、それゆえにRC213Vは乗り方を強制される部分がある特殊なマシン
という面もあるかも知れないですね。
昔、中本さんが、ニッキーにRC1000Rの乗り方をレクチャーしていたけど
それだけマシンに合わせて乗り方を変えないとダメってことみたい。

その点、ドゥカティの方が極めてオーソドックスな作りで
それがレディングに合ったんでしょうかね。
もちろん、彼が長身ゆえに大柄なマシンの方が運転しやすくって
それゆえに速いってのもあるかも知れませんが。