もてぎに行ってわかったこと 3

今回コースサイドで見ていて非常に
強く感じたことだけど、それは電子制御の
完成度の差ですね。

ほぼ同じスペックの車両でも電子制御の完成度で
まったくレース展開が違ってしまうということ。
オープンクラスの車両が宝石の原石だとすれば
ワークスヤマハやホンダはカッティングされた宝石
くらい完成度が違う。

逆に言えば、その差を考慮すると、レースのリザルトが
また違って見えてくるんじゃないでしょうか?

例えばスコット・レディングのRC213Vはサテライト仕様ですが
ホンダ場合はワークスとサテライトのマシンは
ほぼスペックが一緒で、その違いはライダーの好みが
細かく反映されるかされないか位です。
つまり、レディングが乗っているマシンは2015年スペックのマシン。
当然、電子制御もフルスペックでシームレスもバリバリ。
ライダーはアクセルとブレーキングに集中できます。
対してオープンクラスシフトアップの度にパワーは途切れるし
ウイリーはするからアクセルで調整しないといけないし
ブレーキングも当然、ストンストンとはシフトダウンできません。
ライダーがバイクと格闘するような状態。

それほど乗っているバイクに差があるのに、オープンの直前を
走っているレベルのパフォーマンスしか発揮できていないってのは
いくらなんでも、期待外れすぎる。
一年目ながら彼がホンダとの契約を切られたのはその辺に
理由があるんじゃないかな?
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