8耐レポ ⑧2位争いと優勝の分岐点

さて、雨が上がってセーフティカーの
関係もあって、TSRが全車周回遅れにしての
第4スティント。
 
2位争いはハスラムが余計な一周をしたことで
生じた大幅な遅れを挽回してきたハルクプロと
2位に浮上したヨシムラの争い。
 
ライダーは共に、ここで初めての出番となった
マイケル・ヴァンデル・マークと
ランディ・ド・ピニエ。
 
いや、マイケル速いわ。
昨日の予選でも見たけど、彼はフロントのハンドルを
しっかと握ってフロントのスタビリティをしっかりしてれば
後はどうにでもコントロール出来るタイプの
ライダーかな。
去年はそれで腕上がりになっちゃって1スティントしか
走らなかったけど・・・。
今年は違うって本人も言ってましたが証明しましたね。
ラインはかなりアールを大きく取ってアクセルを開けていくタイプ。
とにかく正確無比なライディングでしたね。
ファステストラップは彼でした。
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一方、ランディは全然ダメだったね。
事前展望に書いたかどうか忘れたけど、津田&ウォーターズは
どっちかというとマシンに安定性を求めるタイプ
対してランディはサスペンションの動きを使って
運動性を引き出して振り回すタイプだと思うので
すごく乗りづらかったと思う。
実際、130Rでコースアウトしてたし、こうマシンを寝かす
タイミングがうまく掴めないって感じでしたね。
2回目の時はそれでも修正して来てましたけど。
イメージ 2
結果的にランディはマイケルに抜かれて、3位に落ちて
ピットイン。
 
ただ、ピットインした時点では両者の差は数秒で
まだまだ挽回できる差だったのに、セーフティカーが
入っているタイミングだったので、ピット出口がクローズド
になっていて、津田さんはここで足止め。
一気にハルクプロとの差は30秒に広がっちゃいました。
ヨシムラのピットはこのルールを理解していたのかな?
なんかむざむざ、勝ちを逃したようにも見えなくもない。
その後のハルクの成績を見てもね。
燃料がもう無かったのかも知れないが。
 
実は終盤、ウーォーターズもセーフティカー中に
ピットインして、またピット出口で足止めを喰らっている。
これでトータル1分はロスしているハズ。
これが無かったらかなりの接戦になっていた。
もったいない事をしました。