20本の分配

今年の鈴鹿8耐は予選、決勝通じて
使えるタイヤが20本となっています。
これは前後合わせて、20本で、必ずしも前後10セットずつである
必要はなく、そのへんのチョイスも
チームの戦略しだいというところですね。

オーソドックスな戦略で行けば、予選は3人のライダーが
2セッションずつ走りますので、ここで2セット4本を使って
タイムを出す、つまり、3人のうち誰かは中古タイヤで
走ることになります。

そうなると決勝に向けて残りは16本ですから、7回ピット
8回スティントでちょうど、ピットインのたびに
タイヤを前後新品にすれば賄えるという計算になりますね。

今年から予選は、3人のライダーのアベレージで
順位を決定するので、中古タイヤで走るライダーの速さが
割と重要かも知れません。
エース格のライダーが新品タイヤでアベレージタイムを引き上げるか
あるいは、エースに中古タイヤを履かせてタイムの
底上げを図るか。
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桜井ホンダ鈴鹿レーシングは水野君や日浦君が
ずば抜けて速いので、彼らが新品タイヤで一発タイム。
これはTOP10進出ボーダーチームの戦略。
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一方、ハルクやヤマハあたりは、高橋巧中須賀君が
あえて中古タイヤでアベレージの底上げを図るケースもあるかも。
上位チームはその後のTOP10トライアルがありますからね。

ちなみにTOP10トライアルで使うタイヤは
本数カウント外です。

あと雨が降った場合のレインタイヤもカウント外です。
これだとタイヤの本数が実質増えるだけに
チームは助かるかも知れませんね。