それぞれの課題

バレンシアの事後テストに各メーカーが

持ち込んだ2020年のプロトタイプを見る限り

各メーカーが2019年の問題点は何かと捉えているのかが

よくわかりますね。

 

ホンダはシャシーとエンジンを改良。

恐らくピークパワーはそのままに、より扱い易いエンジン特性

扱いやすいシャシーを目指してきたようですがクラッチロウに

言わせると不十分。

 

ヤマハはダクトの形状を変えるほどの大掛かりなモディファイで

ピークパワーを伸ばすニューエンジンを投入。

少なくとも悪くはないようですが、ライバルには及ばない

まだ足りないとコメントが出ていますが、実はこれ以上の上乗せVerは

無い模様。

 

スズキはエンジン、シャシーを共に改善。

今の良好なバランスをキープしつつ、もう一段階上の

ステップに登りたいところですね。

 

今年はライバルにパワーで追いつかれた結果

元々持っている旋回性の問題がクローズアップされた

ドゥカティは改良されたシャシーを投入。

ドヴィジオーゾ、ミラー共に好感触のようですね。

 

KTMメインフレームを楕円にするという

大幅な改良シャシーを投入してきましたが

これがアタリで、非常に好感触だったようです。

つまり、普通に止まって、曲がることが出来るようになった。

ようやく当たり前のレベルに来たか。

 

アプリリアは新しいものの投入は無し。

 

わかり易い、分り易すぎる位、今季

何が足りなかったのかよく分かるな。