走る曲がる止まる
今回のテストからメインフレームに
楕円の太いパイプを採用してきたKTM。
彼らからすれば楕円だろうがなんだろうがパイプを
捨てたわけじゃない!!という主張なんだろうけど
まあ、悪くはないようです。
これまでのKTMはとにかくMOTOGPの強烈なタイヤのグリップ
ブレーキのストッピング性能をシャシーが受け止めきれなくって
ライバルよりも遥かに手前でブレーキングを開始しても
止まらないし、止まらないから曲がれないというマシンでした。
結局、色々補強とかしても構造的にMOTOGPの
に耐えきれていませんでした。
この楕円シャシーはこれを幾らかは改善してくれたようですね。
言ってみれば普通に走る曲がる止まるが出来るマシンになった。
これが無ければそれ以外の枝葉をいくら改良しても
速くなることはありません。
そういう意味では
来年のKTMはこれまでにないビッグステップを踏むことになるかも。
来季は優遇策を受ける2メーカーからも目が離せない。