決勝を占う ②

ヤマハに次ぐ勢力はやはり、
今年ワークスを復活させたカワサキでしょうか?

・・・でも、ジョナサン・レイのコメントが
一番端的に、カワサキの置かれている状況を
表しているか。
彼曰く、カワサキのマシンは鈴鹿とのマッチングが
良くなくって、強さを感じたことは無いって言ってるんですよね。
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これはずっと筆者も感じていることで、要は
WSBが開催されるような今時のストップ&ゴー多めの
レイアウトコースでは強みを発揮するZX-10RRだけど
鈴鹿のように流れるようにコーナー速度を乗せていく
昔ながらのレイアウトのコースにはマシンが合ってない。

だからライダーの頑張りで何とか3人とも6秒台で
揃えてきているけど、そこからもうワンプッシュする
余力は無く、それがヤマハとの差だと思う。

それでもここまで持ってきたのはさすがのワークスの力。
荒れる展開になればライダーの力で優勝する可能性は
出てくるでしょう。
純粋な速さ対速さのガチ対決になると厳しい。

それと去年に引き続きスタートライダーはハスラム
務めるようだ。
これは周回遅れが出てくるタイミングでレイを走らせる
作戦かも知れない。
レイは周回遅れのパッシングが非常にうまいライダーだけに
これによって、差を詰める、あるいは広げるチャンスだと
考えているからでしょう。
その作戦がズバリと当たるか。