ホルヘの悩み
シーズン前はドゥカティに比べて
マシンがコンパクトで非常に好感触を
述べていたホルヘ・ロレンツォですが
スペインを終えての彼はかなり厳しいコメントを
残していますね。
つまり、RC213Vはコーナーの進入時の荷重移動が
非常に大きく、フロントタイヤに荷重が大きく乗るため
これを操作しようとすると非常に腕に負担がかかり、
数周もすると腕が疲れてしまう。
というもの。
特にミシュランにタイヤが変わってから各メーカー
いかにリヤタイヤのトラクションを稼ぎ
フロントタイヤの負担を軽減するかいわゆる「リヤ荷重重視」の
マシン作りにシフトしている一方
ホンダはあまり積極的にこのリヤ荷重重視を推し進めていないんですね。
だから、フロントタイヤに非常に荷重がかかって
フロントタイヤのスタビリティが高くなっているということか。
マルケスみたいに一文字バーのハンドルで押し引きしないと
ステアが切れないということなんでしょうか。
ロレンツォはフロントにソフトタイヤを選ぶように
マシンが自然に舵角がついて、フロントから曲がっていく
マシンが好みですから、ガンとして切れないホンダは
お好みでは無いというところかも知れません。
彼は非常にソフトにハンドルバー握ってますからね。
そうなるととにかくマシンが思うように曲がってくれないと。
今の重量配分を改善したフレームでも投入しない限り
この悩みは解消することは無いのかも知れません。