7年目の1000cc ⑥

そしてリヤ荷重の思想を更に推し進めたのが
2017年型のGP17、そして今年モデルのGP18。
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特に今年のGP18はGP17の課題であった旋回性を
増すことに成功したようですね。
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去年型のGP17はブレーキングスタビリティに
優れる反面、小回りのコースでは旋回性が低く
得意、不得意なコースがはっきりとわかれていました。

ところが今年のマシンはマシン全体が皮を剥いたように
一回り小さくなったようで、このネックも解消できたようです。
もともとのスタビリティに小回りが効くとなればどのコースでも
万遍なく速く走ることが出来ます。
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ただし、ここまでリヤ荷重になってしまうと、フロントタイヤの
グリップを重視するライダー 特にロレンツォのような
ライダーには相性が悪いでしょうね。
もちろん、ウイングカウルを装着した状態だとある程度
解消されるようですが、コースによってこれを外すと全然
タイムが出ません。

残念ながら今のマシン作りの方向性はロレンツォのような
スタイルには厳しい時代に突入しつつある。
そう感じています。