スタビリティと引き換えに

アラゴンでは予選2番手を獲得した
ホルヘ・ロレンツォ。
イメージ 1
今や予選の速さではドヴィジオーゾを凌駕し
彼本来の速さを発揮しています。

それを可能にしているのが、あの巨大なウイングカウルの
発生するダウンフォースで、彼の要求する
フロントタイヤのスタビリティに貢献しています。

ただ、それゆえに、常にフロントに大きな荷重が
かかり続けるので、フロントタイヤの消耗も早い傾向。
つまり、予選のような一発はともかく、レース距離を
走ると序盤でタイヤがタレ始めてしまう。
特に今季のミシュランは非常にソフトなコンパウンド
チョイスする傾向が多く、その症状は顕著ですね。

逆にフロントに頼らず、リヤ旋回重視のドヴィが結果を
残しているのは、そういうことなんでしょうね。
イメージ 2
今日のレースも序盤から逃げるホルヘが
中盤以降ズルズルと後退する予感が・・・。