鈴鹿合同テスト始まる その4

津田選手にマシントラブルも出ていた
ヨシムラ・スズキ。
イメージ 1
渡辺選手はこれがオーディションを除けば
初乗りでしたから、まずはマシンを理解することから
でしょうか。

去年、ヨシムラのピットでレクチャーを受けた時に
聞いたのは、ヨシムラの搭載するマニエッティの
ECUはいわゆるMOTOGPの共通ソフトと一緒で
あらかじめ、プログラムされたTCSの設定を
ライダーが手元で切り替えて走るようですね。

つまり、スタート直後のタイヤがフレッシュな状態
レース中盤にちょっとグリップが落ちてきて滑る状態
レース終盤のかなりタイヤが消耗した状態の3段階を
あらかじめ登録しておいて、タイヤの消耗に応じて
ライダーがスイッチでTCSの設定を切り替える手法。
これは現在のMOTOGPも一緒です。
これに加速側と減速側があるので計6種類になります。

レースで勝つには、このタイヤの消耗状態を見越して
電子制御の設定をいかに登録しておくか、
そのためには、ベースとなる電子制御の設定が沢山ないと
ならず、そのためにはひたすら走ってデータ収集して
選択肢を増やす必要があります。

ホンダやヤマハのファクトリーに比べてヨシムラは
その辺のテスト量が足りてないかなというのが正直な感想。
それを今年はテストすることで補えるかどうかが勝てるかどうかの
鍵になってきそうですね。
それにはスズキさんのバックアップが不可欠。

今年、生形選手がJSBにステップアップしてますけど、
これは加賀山含めてGSX-Rが沢山走ることでデータが
増えることを期待しているのかな?