見解の相違

ブルノテストでは遅ればせながら
ウイングカウルを試したドヴィジオーゾ。
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オーストリアではこれは武器になるだろう
としながらも、2次旋回で非常に体力が
必要になるとしていますね。
これ、去年のウイングレット時代にドゥカティから
散々聞かれたコメントですから
去年程度のダウンフォースを発生しているということなんでしょう。
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一方、このカウルがお気に入りのロレンツォは
ブレーキングから寝し込みにかけての縦方向の荷重移動が
非常にスムーズに行くとコメントしています。

この辺り、両者のライディングスタイルの違いが
明確にマシンの好みに表れていますね。

ロレンツォは高いスピードを維持したまま、
フロントタイヤでコーナーにエントリーし、
それを後半につなげていくフロント重視のスタイル。
対してドヴィはブレーキングでしっかり速度を落として
クルっとコンパクトに曲がって、しっかり加速していくスタイル。
リヤ重視のスタイル。

ドヴィはずっとドゥカティで開発をしているわけだから
今年のマシンは明らかにドヴィ向けだったわけだけど
ロレンツォ仕様の開発も順調に進んでいるということか。

以前も書いたけど、ドゥカティからすればあくまでも
エースはロレンツォなわけだから、彼を軸に開発を
進めていくのは間違いないところ。
となれば、ドヴィにとっては、彼が乗りやすい今年の
マシンが最初で最後のタイトルチャンスになる可能性もあるだけに
チームには万全のバックアップが欲しいところでしょうね。