成果は俺のもの
アッセンで19戦ぶりに優勝を飾ったロッシ。
その素晴らしい手腕は相変わらず凄いなと
(もちろんスタッフもね)
感心する一方、今回持ち込まれた改良型シャシーを
もっと早くヤマハが準備してくれればとも
発言してますね。
これに関しては「?」と思うところがないではない。
だって、セパンテストの時点で彼は2017年型シャシーが
あまりお気に召していなくって、タイムが全然出ていなかったからね。
それでもこのシャシーで行くと決めたのは彼。
これがお気に召さずに見送ったのも彼。
それで今回、カタルニアの事後テストで試したニューシャシーを
持ち込んできて、これが当たったわけだけど、
最初のセパンでこりゃいかんと言っていれば、その後の展開は
違っていたと思う。
ただ、あの時点ではヴァレも問題点がシャシーなのか、タイヤに
あるのか、判断がつかない状況だったんだと思う。
だから序盤様子を見たけど、どうやらこれは改良型を
持ち込まないとダメだと判断したわけで、それ以降の
ヤマハはどんどん改良版を持ってきたわけで、
それに対してもっと早くとか言うのは違うかなと。
特に今年はロレンツォが居なくなって、完全にロッシに
主導権があるわけだから、改良の遅れの責任もある程度
負うべきだと思うけどね。
まあ、この辺はロッシらしいなと思うけどね。
少なくとも彼は明るいキャラクターだけど、
いい人では無いから。
手柄は俺のものってことで。
今年のマシンは強く寝かさないと曲がらないから
タイヤにストレスがかかるって話だけど、
ブレーキングを武器にするロッシ用に
シャシーを開発すれば、ブレーキングスタビリティ重視の
直進安定性の強いシャシーになるのは予想できたと思うしね。