トラクション重視

以前も書きましたけどホンダは来季型の
エンジンにいわゆるビッグバンエンジン
2気筒同爆エンジンを試しているようですね。
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これはドゥカティは2010年頃からやっている
ツインパルスと同じ考え方。
マルケスの言うところの開け始めの加速感を
重視した結果と言えるでしょう。

ピークパワーを求めれば当然、4気筒等爆の
スクリーマーエンジンが有利なんでしょうが
それだけ中低速のエンジン特性がアグレッシブになる。
去年までなら優れた電子制御によるトラクションコントロール
効いてましたから、少々アグレッシブなエンジンでも
大丈夫でしたが、今年からのへなちょこ電子制御では
いたずらにホイルスピンが増えてマシンが前に進みませんからね。
またタイヤを消耗させてしまう問題点もあります。
今やホンダのエンジンだと280馬力にも達しているとか。
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一方、来季からフル参戦を開始するKTMも同じV4ですが
こっちはスクリーマーであることを明らかにしています。
V4勢はドゥカティアプリリアも同爆ですから
KTMが唯一のスクリーマー派になります。
KTMの場合、車体がパイプフレームですからある程度の
パワーを車体のしなりで吸収するから問題ないとか
考えているんでしょうか?

いずれにしろ、この違いはレースに行った時の
タイヤの消耗度合いに如実に反映されますから
どうなりますかね。