その先にビジョンはあるか
JSBのレース2の終盤。
漠然とレース見ながら思ったのは
目の前のレースが面白い面白くないよりも
この先、どうなっていくのかってこと。
JSBは今やGPでも使っていない独自ソフトによる
極めて高度な電子制御を搭載したマシンが
ブリヂストンの16.5インチタイヤを履いて
かつてのGPもかくやというラップタイムで走り
レベルとしては非常に高いレースになっています。
でも、16.5インチは世界のどこでも、もはや使われていないし
(来年から17インチになるけどね)
GPも共通化ソフトが導入され、独自ソフトは
WSBの方で使われている状態ですね。
ただWSBの方は同じソフト一式がプライベーターにも安価で
購入できるシステムになっています。
MOTOGPもWSBも興行として、あるいはレースに参加する
ユーザーのことも考えて、レギュレーションを考え
時代に則してどんどんと変更していってます。
翻って、全日本ってそういう流れって感じないですよね。
あるのはメーカーの圧力や他のカテゴリーの影響で
変わるレギュレーションのみ。
いつもの、ドメスティック状態に陥っている。
先日、開幕したBリーグなんか、2年先、その先まで
ビジョンを描いて、その上で、今、どうしたらいいのかという
観点で物事を進めているのに、全日本は少なとも
現場では感じられなかったな。
それが全日本、MFJだからと悟ってしまうのも簡単だけど
それじゃいかんだろ、とも思いますよね、やっぱり。
ってことで、来シーズンも時に辛口ででも熱めに
全日本に触れていきたいと思います。
ということで、全日本は終わり。
バレンシアGPに触れていきます。