プライベーターで良かった

ああ、バレンシアが始まってしまった。

相変わらずの遅筆でスイマセン。

あとちょっとだけ、全日本最終戦の話。

お題の「プライベーターで良かった」と言ったのは

シーズンエンドトークで加賀山オーナーが

漏らした言葉。

チーム結成以来、シュワンツを復帰させたり、

芳賀さんを引っ張ってきたり、清成さんを走らせたりしてきた

同チームですが、今年はホンダ系のチームで走っていた

浦本君を引き入れ、参戦しただけでなく、メーカー、チームの

垣根を越えて、チーム・ジャパンを結成

MOTO2にワイルドカード参戦を果たしました。

こうした数々の出来事を可能にしたのはチーム・カガヤマが

プライベーターだったからだ。と加賀山オーナーは

言いたかったんでしょう。

もちろん、レースを戦う上で、メーカーのサポートが

強力なほど、戦闘力が上がって結果が残るのは言うまでもないこと

でも、そうしたメーカーのサポートはそこまで強くないからこそ

オーナーの好き勝手（いい意味で）できて、色々な事を実現できた

ということなんでしょうね。

そう考えた時に、果たしてメーカーの存在って

レース業界、特に日本国内に限っては功罪、併せ持つのは

否定できない事実であると改めて認識させられた次第ですね。

まあ、でもこういう事が実現できたのは加賀山さんが

スズキ出身のライダーってのもあるかも知れない。

これがホンダとかヤマハとかだったら、こうならないかも。

そう思います。

あ、ちなみにチーム・ジャパン構想は来季もどうやら

継続の方向で動いているそうで、万が一、他のチームの

ライダーがポイントリーダーになったとしても

同じ体制でMOTO2にスポット参戦できるようになるみたい。