スライドが止まらない

マルケスのライディングスタイルって
ブレーキングでガーーンってコーナーに
突っ込んでおいて、そのフロントを軸に
リヤを外に滑らせながら、マシンの向きを変えていくスタイル。
フロントのカウンターが無くなったあたりから
もう向きが強く変わっている。
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で、外側に振り出したリヤが
外から回り込んでいく段階でグリップを
取り戻していって、加速に繋がっていくんだけど、
今年のマシンはこのリヤのスライドが思った所で
収束しないってのが問題になっているようですね。

なかなか向きが変わらず、マシンが横向きのまま。
だから結果的にフロントをかなりこじって向きを
修正する羽目になって、フロントを早く消耗してしまう。
今回唯一のハードタイヤをフロントにチョイスしたのに
真っ先にタイヤが終わってましたね。
リヤもスライドが多発するから、オーバーヒート気味。
結果的に前後ともにタイヤに優しくないという状況。
ムジェロでもフロントが切れ込んでの転倒でした。
新型スイングアームはその辺の改善を狙っての投入だけど
改善されてなかったですね。
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予選なんかの一発なら無理くり走れるけど
レースじゃ全然ダメって感じですね。

今年、唯一勝ったオースチンは路面グリップが
低いだけに、オーバーヒートにならずに
走れたって感じでしょうか。
多分、カタルニアもかなり厳しいと思う。
あそこはタイヤに厳しいコースで今年は
ラップタイムが上がってますから・・・。
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