前だけ軽く

今更ですけど、ドゥカティ
GP14.2の話。
 
このマシンからニューエンジン、ニューフレームに
なっているんだけど、具体的には
前シリンダーだけスリムにして、
その分、エンジンの搭載位置の自由度を上げて
フレーム前半をスリムにしたようですね。
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HRCの中本さんに言わせるとドゥカティ
V型エンジンは頭でっかちで、フロントタイヤに
負担がかかりすぎるから、ブレーキで突っ込めない
そうですから、その辺、ドゥカティというか
ジジ・ダリーニャさんも承知していて改良してきた
というところでしょうか。
フロントタイヤにかかる重量を軽減しているように思います。
 
ヤマハもそうだけど、今のMOTOGPはいかに
剛性の落ちたフロントタイヤをブレイクさせない程度の
重量配分にするかが鍵で、それによって
1000㏄マシンになってのブレーキングの
ツッコミ合戦で有利に立つかって方向性になっているように思います。
 
この辺が800㏄時代のいかに剛性が高いフロントタイヤに
しっかり荷重をかけるかっていう方向性と真逆になってしまって
各メーカーの対応力が問われる状態になっているか。