一貫性の無さ

怒涛のようなレッドブルリンクの2連戦を終えて

ドッと疲労感に見舞われる思いですね。

 

深刻なクラッシュも何度もありましたが、

それ以上に繰り返されるグリーンゾーン走行に対する

ジャッジメントの一貫性の無さ、ペナルティによって

変更されるリザルトにもウンザリしたという面もあると思います。

 

それにトドメを刺したのがスティリアGPのMOTOGPクラスの

ファイナルラップの攻防でポル・エスパルガロが最終コーナーを

飛び出しながらも加速し続けて3位でフィニュッシュして、

そのまま、3位を獲得したことでしょうね。

 

それまでのオーストリアGP及びスティリアGPのMOTO2、3レースでは

コース外走行、グリーンゾーンを走行した場合は例外なく

降格ペナルティとなっていましたからね。

 

オーストリアGPのMOTO3の最終ラップの最終コーナーでは小椋選手が

他車との接触を避けるためにコース外にほんの少しタイヤを落としましたが

結果的に降格ペナルティとなりました。

 

スティリアGPのMOTO2ファイナルラップではホルヘ・マルティン

トップ走行中に立ち上がりで膨らみグリーンゾーンを走行

有無を言わさず降格処分となり、優勝をフイにし、マルコ・べッセッキが

初優勝を手にしています。

 

このようにここまでは理由の有無を問わず、コースアウトグリーン走行は

一律、降格処分になっているわけです。

 

ですから、スティリアGPの最終ラップの攻防の末、派手にコースアウトした

ポル・エスパルガロは当然降格処分で、4位を走っていたホアン・ミールが

繰り上げ3位になると多くの人が思ったはず。

 

ところが、何とお咎めなし。

スチュワードはポルのイン側にミラーが居て、行き場が無かったための

仕方がないコースアウトだったとして、処分をしなかったようですが

それなら前述の小椋選手のケースも降格処分は不当なはず。

 

この辺のジャッジメントの基準の曖昧さ、不透明さ、一貫性の無さが

運営に対する不信感に繋がっているでしょうね。

マルティンなんかは未だにWEB上で不満をぶちまけています。

 

グリーンゾーンに出たら即降格。

 

このシンプルなルールならわかりやすいのに何でわざわざ

自らややこしくしてしまうんでしょうね?

運営サイドにはもっとしっかりして欲しいところです。