降って湧いた一ヶ月
本来であれば今週末に開幕戦を迎えるはずだった
MOTOGPの2020年シーズンは、MOTO2、3のみ開催
という異例の事態となりました。
これはご存知のとおり、コロナウィルスの世界的蔓延による
影響を避けるためで、そのため第2戦のタイGPも延期が発表されました。
現在の所、2020年シーズンの開幕戦は4月のCOTA
これには多くのライダー、チームの関係者が困惑するとともに
早期の正常化を願っていることと思われます。
しかし、MOTOGPの開発陣からすると、この一ヶ月の開幕延長は
降って沸いたような話でして、開幕するまでは当然エンジンの仕様凍結は
されないわけですので、開発を続行できるというわけですね。
特に最後のテストで不振に終わったホンダ陣営からすれば、
マルクの肩の回復と共に、マシンの改良を行う時間が出来たわけですから
問題点の洗い出し、改善を進めてくることでしょう。
どうやらホンダはカタールテストでのマルクの転倒はエアロパッケージの問題と
見ているようですが、果たしてどうでしょうか?
そもそも、見当違いなところを改良するようであれば、問題点を抱えたまま
シーズンインしてしまうことなります。
ただし、開幕戦となる予定のオースチンはマルクが大得意とするコースで
マシンの欠点が覆い隠されて見えなくなる可能性はありますね。
果たして・・・・。