回り道

今シーズンから18年ぶりにWSBにワークス復活した

ホンダ、HRCですが、その参戦の仕方がいかにもホンダらしいというか、

何と言いますか・・・。

 

多くのWSBのファクトリーチームは、既存のレーシングチームと

契約して結成される場合が多く、それは餅は餅屋でありレースはレース屋

に任せて、開発サポートはメーカーが行うというのが一番

成功への近道だからでしょう。

WSBという土曜日に決勝がひとつあって、日曜日に2レースある

という特殊なフォーマットは経験が無いと上手く運べないでしょう。

カワサキはスペインのプロヴェックと契約してますし、ヤマハはイギリスの

クレセント・レーシング、去年から復活したBMWはイギリスの

ショーン・ミュアー・レーシング、ドゥカティでさえ、純粋なワークスではなく

イタリアのレーシングチームと契約してワークスチームを運営しています。

だから、ホンダが選んだゼロからチームを立ち上げるというのは

成功するまでに一番回り道で、お金がかかって面倒くさい方法。

あえて、それを取るあたりがホンダらしいなとは思いますが。

 

ずっとホンダの顔として戦ってきたテンケイトと共闘するという手もあったと思うし

昨年先遣部隊として戦ったモリワキ・アルティア・レーシングと契約する

という手もあったと思うんですけどね。

 

あえて、あえて遠回り道を選択したホンダが成功にたどり着くのは

何年後になるんでしょうか。

 

それは数年先に答えが出ていることでしょう。