DORNAの狙い通り

WSBの経営権をフラミニグループから

貰い受けたDORNAMOTOGP同様

レギュレーションの締めつけを厳しくすることで

上位チームと下位チームの戦力差を拮抗し

接戦を作り出すことに注力をしてきました。

 

MOTOGPの場合は共通化ECUなんかがそれに当たりますが

WSBの場合は改造範囲の制限だったり、ECU及びハーネスを

プライベーターが購入出来る条件だったり、回転数制限だったりします。

今年の開幕戦はそれが実を結んだ形での接戦が展開され

誰が勝つのか最後までわからないレースとなりました。

 

ほんの数年前まではスタートすれば、ドゥカティカワサキ

時々ヤマハという展開ばかりだったことを考えれば雲泥の差。

とかく批判も多い回転数制限ですが、DORNAの狙い通りの

成果を生み出していると言っていいでしょう。

 

ただ今回のオーストラリアはタイヤに厳しいコースということで

各陣営タイヤセーブを考えてペースを抑えたが故の接戦

という側面もあっただけに、今後も同じような展開になると

決め付けるのは、まだ速いか。