パワーバランスはまた変わるか

ホンダのマルク・マルケスの復帰レースとなることが

濃厚なポルトガル アルガルベで行われる第3戦

ポルトガルGPですが、ここからMOTOGPはヨーロッパラウンドに

入ります。

 

いよいよMOTOGPも本番ということになりますね。

 

カタール、ドーハではヤマハファクトリーのファビオと

マーヴェリックが勝ち、ヤマハとしては上々の滑り出しを

見せた形ですが、これはカタールの滑りやすい路面に

合わせてミシュランが柔らかいフロントタイヤを持ち込んできており

この柔らかいタイヤはKTMとホンダには全くマッチしておらず

逆にヤマハドゥカティにはベストマッチだったことが

今回の結果に結びついたようです。

ただ、そのホンダも14位と15位でありながら優勝したヤマハから

わずか5秒程度しか離されていないんですよね。

逆に言えば、ほんのちょっとわずかなピースがハマって

コンマ5秒でもタイムが上がれば、順位がグンと上がることを意味します。

 

カタール仕様の特殊タイヤに苦戦したホンダやKTM

ポルトガルから投入される通常スペックのタイヤを使いこなせれば

ヤマハドゥカティをキャッチアップすることはそこまで大変では

無いように思います。

特に今季はエンジンの開発が凍結されていて、空力とシャシーしか

開発できないためか、例年以上に各メーカー、戦力が拮抗しているように感じます。

 

そこに待望のマルク復帰となると、ホンダ+マルクはいきなり

表彰台でも全然おかしくないですね。

 

カタール+ドーハはちょっと頭の中からリセットして、ポルトガルからが

本当のシーズンと見た方が今後のシーズンを占うのにいいと思いますね。