待遇改善

ヤマハから発表があり、来期のクワッタハッホは

今年のモルビデリと同待遇、つまりヤマハ

スペックA待遇に昇格するそうです。

 

今季のファビオはルーキーということもあって

年間に支給されるエンジン基数が規定の上限である7基ではなく

5基となっており、その分、エンジンを労らねばならず

そのため、エンジンの最高回転数もリミットより500回転低くして

走るよう、ヤマハから指示が出ていました。

加えて彼にはシーズン中のアップデイトパーツは供給されず

カーボンフロントフォークも供給されないという状態のマシンでした。

 

ところが既にご存知のように、そんなマシンで彼は最年少ポール記録を

更新し、ヤマハユーザーの中ではビニャーレスと互角か時には

それを上回る速さを発揮してみせました。

加えて、エンジンの消耗度合いが当初の予想よりも少ないことから

日本GPもてぎからはエンジンの回転数をマックスまで使って良い

との指示が出ました。

 

そうやってヤマハの予想を上回る結果を残した彼はヤマハから

好待遇を引っ張り出すことに成功しました。

 

ヤマハからすると、最新ファクトリーマシンを4台揃えることも

かなりの金銭的体制的負担だったと思いますが、加えて

ファビオまでもパーツアップデイトの対処にするというのは

更なる負担増大だと思います。

にも関わらず、ヤマハが踏み切ったのは、それがメーカーにとって

最善の策であるという判断なんでしょうね。

 

あの渋いヤマハに(笑)そこまで決断させるファビオの才能が

いかに凄いのか、ホントに彼には驚かされます。