小さく回れ

スズキブースでの青木さんによるMOTOGP解説。

それによると、今は対マルケスという意味でも

とにかく小さくコーナーを回って、かつ早く向き変えをして

アクセルを開けるポイントを早くする。

そのために、いかにリヤタイヤを意のままにスライドさせて

小さい半径で曲がれるマシンにするか。

そのためのエンジンの出力の出方に気を使っているそうです。

つまり、ライダーが思ったようにスライド量を出し入れできる

エンジン特性ですね。

1開ければパワーも1、10開ければ、パワーも10。

スロットルリニアリティの話。

これに元々の車体特性も相まって、今年のスズキは非常にタイトに

コーナーを曲がれるし、ブレーキングからでも平然と曲がれる

素晴らしいマシンに仕上がっているようですね。

 

面白いのはルーキーのホアン・ミルで彼の好みは

どちらかというと、電子制御を減らす方向だそうです。

つまり、彼的には電子制御を介入させることなく

スライド量を全て自分でコントロールしたいタイプの

ようですね。

これがピタッとハマるようであれば、ミルの飛躍もありそうです。