お灸を据える

ここ数年、問題になっている
MOTO3の予選でのコース上の待ち伏せ状態。

去年の中盤以降、ペナルティを厳しく取る
と明言され、今年からは更に改善できるよう
Q1、Q2と分けられた訳ですが状況は改善せず。

相も変わらずどのライダーも後方から
来るライダーをコース上で待ち伏せ
あるいは、スリップを使われないようにと牽制合戦。

これが余りにも目に余るということでしょうか、
オーストリアGPは予選が終了し、ポール記者会見が終わった
ずっと後、現地時間の19:00になって、
予選に出場したライダーの内、16人がトップタイムを抹消
更に複数のライダーが降格処分を発表しました。
不適切な運転をしたというのが理由のようです。

これによってロマーノ・フェナティは幻のポールとなり
セカンドベストでトップタイムだったジョン・マクフィーが
ポールを獲得、2番手がフェナティ、そして3番手に鳥羽
という昨日の終了時点とはまるで異なるグリッド順となっています。
鈴木、佐々木、小椋は更に12グリッド降格処分。

これは今後もペナルティを厳しく取るというDORNA
一種の意思表示のようなものだと思いますが、
これが果たして、チーム、ライダー、関係者に響いて
今の予選の酷い状況が改善されるのか。
今後も経過を見守らないといけないですね。

でも逆に過去のホアン・ミールとか
ホルヘ・マーティンみたいに単独できっちりタイムを
出せるライダーは将来有望ってのは、その後の
キャリアが証明してますよね。
今年はそういう存在がいないから
余計団子状態に拍車がかかってしまっている。