チーム・ロッシの憂鬱
オランダGPでは15番手グリッドからスタート
追い上げ中に中上選手をパッシングしようとして
フロントからスリップダウン、中上選手を
巻き添えにしてリタイアしたロッシ。
これで3戦連続のリタイアとなりました。
去年に引き続き、M1に悩まされているドクターですが
去年と違うのは、同じM1を操るライダーが結果を
残しているという点。
それも一発の速さならソフトタイヤの性能のおかげとも
言えますが、アッセンではビニャーレスが優勝
クワッタハッホが2度目の表彰台獲得と
ロングラン性能でも問題ないことを証明しましたからね。
モルビデリも5位です。
こうなると、ホントにロッシのチームだけ結果が
残っていない、M1の性能を引き出せていないということになります。
これについは、ビニャーレスもテレメトリーを見た上で
何故、ロッシが速くないのかわからないとしています。
それがライダーによるものなのか、スタッフによるもの
なのか、とにかくタイヤのグリップ不足を一貫して
訴えていますよね。
カルロ・ペルナットに言わせると、チームを変える
決断も必要かも知れないみたいなことを言っていますね。
ロッシはそれこそ百戦錬磨の経験がありますけど
その経験が邪魔になって誤った判断を下しているのではないか?
そんな推論も出てきそうな雰囲気。
それでもアッセンでは転倒する前に、いい兆候をいくつか
発見できた、ザクセンではそれを試してみるとしています。
強いロッシがまた見たい。