出来過ぎのデビュー戦
デビューレースでハットトリック。
916、999、1098と全てデビューレースを
飾るという伝統みたいなものがありましたが
これが断ち切られたのがパニガーレ。
そしてドゥカティが不退転の決意で
ライバルと同じ土俵に上がったリーサルウェポンで
文句なしのハットトリック。
もちろん、アルバロ・バウティスタのライディングスタイルと
高速コーナーの多いフィリップアイランドとの相性の良さは
去年のロレンツォの代役で走ったMOTOGPの4位でもわかりますが
今回はそれ以上に車体のセットアップが決まっていましたよね。
特にこのコースの特徴でもある最終の高速コーナーで
ほとんどリヤタイヤがスライドをみせず、綺麗にパワーが
かかって曲がっていく様は、電子制御のセットアップも
含めてほぼ完璧に仕上がっていたと印象付けられました。
逆に言うと、全てのコースでここまでセットアップを
決めることは難しいと思われるだけに、出来すぎの
デビューとも言えるかも知れませんね。
確かに速いのは間違いないですが、真価を問うのは
アラゴンまで待つ必要があるかと・・・。