スイートスポット

そういや去年、各チームから散々
ミシュランタイヤに対して不満が噴出していて
タイヤのクオリティが一定じゃないとか
言われたけど、今年はパタッと聞かれなくなりましたね。

それってミシュランのタイヤのクオリティが上がった
というよりは、各チームがミシュランのタイヤの特性を
掴んで、タイヤのスイートスポットを外さなくなった
というだけなんだと思う。

ミシュランブリヂストンに比べて外乱に弱いというか
路面温度のほんのちょっとした変化や、MOTO2,3が走った後の
タイヤのラバーなんかの影響を受けやすいんじゃないかな?
つまり、スイートスポットが非常に狭いタイヤという印象。
だから各セッション同じセッティング、同じタイヤを
選んでもフィーリングが変わってしまう。

それを去年一年間通して、各チームが学んだ結果、
今年はタイヤのスイートスポットに入れて外さないセッティングというか
掴みどころがわかってきたというか。
リヤ荷重もその要素のひとつか。
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ホンダのマシンなんかはフェンダーに設置されてるタイヤ温度を検知する
センサーだけでなく、シフトペダルの付近に路面温度を
検知するセンサーがついていて、リアルタイムにウォッチしている。
今年、2回ばかりマルケスはリヤタイヤにソフトコンパウンド
チョイスして、見事にマネージメントして見せたけど
あれなんかは、タイヤの表面温度を常にディスプレイに表示して
その適正温度を外さない乗り方をライダーがスライド量で
コントロールしていたとすれば十分有り得る話だと思う。

まあ、ロレンツォのソフトフロントで走りきる芸当は
彼のセンスの成せる技だと思うけど。