スーパーマルケス

書こう書こうと思っていて先延ばしになってましたが
ザクセンでは見事なタイヤマネージメントで
マルケスが今季5勝目。
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9戦で5勝、リタイア2回でそれ以外も2位と
ハイアベレージで3年連続タイトル、自身最高峰5度目の
タイトルに向けて邁進中です。
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今シーズン始まる前に書いたと思いますけど
ここ2年はホンダはエンジンを逆回転クランクにしたり
爆発間隔に手を加えたりとしているために、シーズン前のテストでは
そちらの信頼性なり、扱いやすさに重点を置いた項目が多く
結果的にシャシーのセットアップが遅れがちで、
シーズンが始まってからもシャシーに手を加え続けることもしばしばでした。

それが後半戦まとまってくるから、後半戦に強いように
見えているんですよね。
2016年シーズンはシーズン後半からスイングアームピボットに
補強の溶接を入れていますし、
2017年シーズンはカタルニアから2016年にNGを出した細身の
フレームを投入しています。
対して今シーズンはエンジンに大規模な変更がなく
言ってみれば万全の仕上がりでシーズンインしたわけですから
序盤からの、彼本来の強さ速さが発揮されてますよね。
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特に2016年から共通ソフトになって電子制御による
ライダーエイド機構がかなり削減されましたから
それをカバーするライダーのスキルがより明確になって
マルケスの凄さ、速さがより強調されているように思います。
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ただし、このマルケスの凄さはある意味、諸刃の剣で
マルケス以外のファクトリーマシンを駆る2人のライダーの
ザクセンは悲惨だったの一言で、現在のホンダの強さは
マルケスという類まれなるライダーのスキルによる部分が大きく
現状マシン的にはドゥカティや下手すればヤマハやスズキに劣る部分もあるかと。
今シーズン終わってみたらホンダはコンストラクターズの
タイトルを逃していても全然不思議ではありませんね。

だからこの先、マルケスがホンダを離れたり、負傷欠場したり
すれば、ホンダはボロボロになる可能性も内包してますかね。
そういう意味では彼とは全く異なるライディングスタイルをもつ
ロレンツォの加入はホンダにとっては自分たちのマシン作りを
見つめ直すいい機会になるかも知れませんね。